大阪内の悪徳クリニックによる悪質行為事例
全国には高額な治療費用の請求や未熟な医師による医療ミスを多発させている悪質クリニックが存在します。
残念ながら大阪も例外ではなく、激戦区ゆえにトラブル関連の相談件数が多い地域です。
当初は健全な運営をしていても、競争が激しくて集客できないことを理由に、悪徳運営へシフトした事例もあるのでしょう。
悪質クリニックの手口とトラブルリスクをまとめました。
2種類の高額請求
包茎治療によるトラブルでもっとも多い高額請求は、カウンセリングでの強引な勧誘によるものです。
このほか、術後に追加費用で高額な代金を請求されるケースがあります。
悪質クリニックでは50万円を超える高額請求をしてくるケースが多いですが、医療用ローンを斡旋して支払わせる仕組みです。
過去には大阪市内のクリニックを利用した男性が「これはひどい。今すぐ治療しないと大変なことになる」と脅され、手持ちがないと伝えると医療用ローンを斡旋されて即日契約・即日手術で100万円を支払ってしまった事例があります。
カウンセリングを受けた際に脅すような言い方で高額プランを提案された場合は、他のクリニックでセカンドオピニオンを受けてください。
少なくとも、仮性包茎の状態では1日でも早く治療を受けないといけない症状は存在しません。
術後に追加費用が発生する可能性があると提示された場合も、他のクリニックへ相談してください。
優良クリニックは追加料金を一切取らない診療方針が主流です。
包茎手術に関連した借金問題といえば、大阪NSC出身で2016年にM-1で優勝した銀シャリの鰻(うなぎ)さんが、賞金の使い道で包茎手術の借金に充てるとコメントして話題になりました。
ただし鰻さんの場合は借金をしていたのが先輩芸人からで、借金の金額は20万円程度です。
高額請求を行っているクリニックはごく一部なので安心してください。
銀シャリといえば僕も大好きな芸人さんです。お2人ともいい人そうですよね!
仮性包茎をカミングアウトしている芸能人はたくさんいますが、実際に手術したことをカミングアウトしている方はほとんどいないですよね。
鰻さんの場合は今の奥様とご結婚される前の交際時期に手術を受けられたということですので、やはり子作りの面で不安があったのでは、と推測しました。
話が逸れてしまいましたが、とにかく20万円の借金ということは、おそらく実際の治療費も20~50万円くらいの予算だったのではないかと思われます。
今後の夫婦生活のことを考えればとても妥当な金額ですし、それに見合う結果も得られたのではないかと思います。
断る勇気が必要
包茎手術クリニックでは、完全予約制&カウンセリングルームは完全個室になっている所が多いです。
デリケートな悩みの包茎治療では、他の患者のことを気にせずにカウンセリング・診察を受けられる環境が好評ですが、一部の悪質クリニックは密室空間を理由に強引な勧誘をしてきます。
もっとも気をつけないといけないのが、相談者を帰さないで持久戦に持ち込む手口です。
悪質クリニックでは1日1~2組しか予約が入っていないことも珍しくなく、検討して話を持ち帰ろうとすると、あらゆる方法で帰さないように粘ってきます。
医師と複数のカウンセラーに囲まれて「包茎の症状が重い」、「こうした決断はすぐにしないと後悔する」など、あらゆる話術で勧誘してきます。
一度持ち帰って検討したいと伝えても、帰ることを許さずに強引な勧誘を受けた際は「自分のペースで検討できないクリニックは利用したくありません」とキッパリ断ってください。
話を聞くだけの気持ちで、思ったより高ければ帰ればいいと軽く考えていたなかでも、強引な勧誘で即日契約してしまう方が多数います。
初回カウンセリングでは絶対に契約をしない強い意志を持っておくとよいでしょう。
常軌を逸した料金を提示されたら問答無用で逃げ帰ってきますが、脅しに近い文句で迫られたら、実際契約してしまう人もいるんですよね。
こういった明白な高額請求をしてくる悪質クリニック極少数ではありますが、運悪く訪れてしまった時の為にあらかじめ心の準備をしておくといいかもしれないですね。
未熟な医師による医療ミス
包茎手術は、真性包茎など保険適用手術であれば自己負担額が2万円前後なのに対して、美容手術では10~20万円前後が相場となります。
日帰り手術で数十万円は高すぎると思うものですが、デリケートな陰部にメスを入れる包茎手術は高い技術力を求められるので、妥当といえば妥当です。
保険診療の治療とは術式が異なるため、相場の範囲内で相応の費用をかけないと良い医師からの治療を受けられません。
クレームやトラブルが多い悪質クリニックは、高額請求をせずに相場より安い料金で集客し、経験が浅い未熟な医師を使っていることがあります。
仕上がりが不格好になるだけならまだ良い方で、大量出血や生殖器としての機能が崩壊(亀頭部分の壊死など)するトラブル事例も報告されています。
なお、一部で高額な料金を請求されたうえに、医療ミスを起こされるケースもあるので、料金の高さとトラブルリスクや品質は必ずしも連動していません。
包茎治療の分野で豊富な実績を持っている医師なのか、しっかり確認した上でクリニック選びを行いましょう。
包茎手術クリニックでは、バイト医師を使わずに豊富な実績を持つ院長が必ず執刀医を務めている所が多数あります。
不当な高額請求をされた上に医療ミスで患部が壊死なんて、もう人生終わったも同然ですね・・・。悲惨すぎます。
よく調べもしないでなんとなく病院に行ってみた、ノリで契約してしまった、という方がこういったトラブルに巻き込まれやすいような気がします。
毎日何人もの患者を見ている医師からすれば、「押せば落ちるカモが来た」と思われてしまうのも当然です。
知ったかぶりをしろというわけではないですが、ある程度医師の話についていけるくらいの予備知識は持っていた方が安心です。
まとめ
医療ミスについては、包茎手術に限らず医療の現場では捨てきれない可能性を含んだ問題です。
亀頭直下埋没法など、執刀医の手腕が鍵を握る術式だった場合は尚更ですね。
まだ経験の浅い医師だからといって必ず医療ミスが起きるわけではありませんが、わざわざその礎になってあげる必要もありません。
安全性と確実性を求めるのなら、ベテランのスペシャリストにお任せするのが一番良いでしょう。